【2024年5月】MF 資産形成アドバンスコースは不要?4つの機能を実際の画面で解説!マネーフォワードME

家計簿アプリのマネーフォワードMeを使っていますか?

こちらから「資産形成アドバンスコース」がリリースされました!

ゆずぴ
ゆずぴ

なにができるの?

保有資産のポートフォリオ・配当金管理がスムーズにできると噂です。

どのくらい便利なのか、実際の使用感をまとめました!

株式投資をしている方、特に高配当株式に投資している方は必見です!

サービス概要

公式HPでは以下のような説明がされています。

『「資産形成アドバンスコース」は、積極的な資産形成を行う方に向けてご提供する、今までよりさらに充実した投資資産の管理・分析が手間なく行えるコースです。』

つまり・・・

保有株式(債券含む)の分析・管理機能がパワーアップする!

マネーフォワード公式HP

マネーフォワードMEの最上位プラン!

月額500円のスタンダードコースでは、
・連携口座数の上限なし
・広告の非表示
などの機能が利用できます!

資産形成アドバンスコースは月額980円なので、各機能にその価値があるかがポイントになります!

各コースの機能比較表

▼早速サービスに加入すると、すぐに情報が見れるわけではなく集計に少し時間がかかります。▼
大体2時間くらい待つと連携されます!

▼また、アプリの「資産」タブの右上に「配当」ができ上がってました!▼

現状はスマホアプリのみ使用可能で、Web版(PCなど)では使用できないとのことです。

何ができる?各機能の詳細!

【機能①】月ごと・年ごとの配当金額が見れる!

配当金の自動集計

マネーフォワードに連携している各証券口座の株式の配当金額・配当月を自動で集計してくれます!

他の資産管理のアプリの場合、取得株数・平均取得単価などを入力する必要がありますが、全て自動連携です!

特に日本の高配当株式に投資している場合、リスク分散のため色々な企業に投資するため、入力に時間がかかるんですよね。。。

けーすけ
けーすけ

これが自動でできると最高だよね!

さらに、資産形成アドバンスコース加入前の情報も連携されるので、過去に入金された配当金も確認できます!

致命的に使えない点

将来の配当金額が集計されませんでした。。。

2023年後半の配当金を確認したところ、集計が反映されていませんでした。

ヘルプセンターに問い合わせた回答です⬇︎

国内株式の利回りは<予想年間配当額 ÷ 最新の終値>で算出をしております。各企業が発表している予想配当をもとに算出しているため、発表されていない配当については、弊社といたしましても表示することができません。

「予想年間配当額」は年次決算終了後の45日以内に提出する「決算短信」に記載されます。

日本の会社はほとんどが3月決算なので、5/15頃には1年分の配当金額が分かりそうです。

ゆずぴ
ゆずぴ

使いずらい!

年ごとの配当金額も確認できると謳っていたので、2024年分を確認してみましたが、やはり集計されてませんでした。

集計されるタイミングが遅いため、将来の配当計画に使用するのは難しいです。

期待が大きかったため、残念です。。。

【機能②】ポートフォリオが自動で作成される!

設定不要で2つのポートフォリオが自動で作成されます!

けーすけ
けーすけ

自動って嬉しいよね!

「業種」

複数の企業に投資していても特定の「業種」に偏ってしまうと、業界全体にマイナス要因が発生した場合のリスクが分散できないため、「業種」を分散させることも必要です。

「業種」別のポートフォリオはこんな感じで作成されます!

「配当利回り」

配当利回りの低い銘柄は売却の検討対象となりますよね。

「配当利回り」別のポートフォリオはこのような感じです!

ここで集計される「配当利回り」は取得時ではなく、現在の株価を元に算出されているので、実質的な配当利回りではないことに留意が必要です。

また配当利回りが「不明」となっているものがありますが、こちらは配当のない投資信託でしたので、集計には問題なさそうです。

【機能③】ポートフォリオを自由に作成できる!

資産に好きなように「タグ」を付けて、自由にポートフォリオを作ることができる機能です!

「業種別」「配当利回り別」のポートフォリオは自動で作成されるので、それ以外の区分で管理したい場合に使える機能です!

上記以外のポートフォリオを作るケースは少ないので、あまり使わない機能です!

【機能④】連携口座数の制限がなくなる!

マネーフォワードMeは無料で4口座まで自動連携が可能です!

月額500円で口座数の制限をなくせる「スタンダードコース」がありますが、「資産形成アドバンスコース」はその上位互換になりますので、何口座でも自動連携することが可能になります!

そのため、SBI証券・楽天証券など複数の証券口座で株式を保有していても、すべて連携可能です!

使ってみた感想まとめ!

現状の機能ですと、「無料でも使用しない」というのが個人的な意見です。

タイムリーに集計されない。

企業が決算発表時に公表する「予想配当金額」を元に集計を行なっている(マネーフォワード社回答)とのことでした。

日本企業は3月決算の会社が多く、決算発表は5月中旬です。

毎年5月にならないと今年分の配当金額が分からないのは、厳しいという感想です。

実質的な配当利回りが算出されない。

配当利回りを「予想年間配当額 ÷ 最新の終値」で算出している(マネーフォワード社回答)とのことでした。

例えば、ある企業の株式を1株保有していた場合

取得時:1株配当金額3円、株価100円/株(配当利回り3%)の銘柄が、

1年後:1株配当金額6円、株価400円/株と増配&株価がUPしたとします。

この場合、マネーフォワード上の配当利回りは6円 ÷ 400円 = 1.5%となります。

ゆずぴ
ゆずぴ

配当利回り1.5%なら売却しちゃおうかな

実質的には株価100円で取得した株式から6円の配当が入るため、6円 ÷ 100円の6%が配当利回りとなります。

けーすけ
けーすけ

配当利回り6%の銘柄を手放すところだった!

マネーフォワード上の配当利回りで「保有している銘柄を売却するか」の検討はNGです!

おすすめ配当金管理方法

「配当管理」アプリ

無料で使えるスマホアプリです。

保有株数と平均取得単価を入力するだけで、「実質的な配当利回り」「配当スケジュール」「業種別ポートフォリオ」を自動で集計してくれます!