お疲れ様です。はたらくけーすけです。
これから簿記3級の各論点を解説していきます!
まずは、簿記の基本「仕訳(しわけ)」を確認しましょう。
ゆずぴ
仕訳(しわけ)とは
「仕訳」はお金の動きを文字で表現したものです。
仕訳を積み上げて、帳簿を作成します。
例えば、スマホ代を支払った時の仕訳は、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-9.png)
ゆずぴ
左が「借方(かりかた)」、右が「貸方(かしかた)」です。
簿記のルールで、
お金は減った時に「貸方」にその金額を記載し、
「借方」にお金が減った理由を記載します。
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/05/image-15.png)
「貸方」にお金が減った事実、
「借方」にその理由を記載するため、
「借方」の金額と「貸方」の金額は必ず一致します。
これを「貸借一致(たいしゃくいっち)」と言います。
ゆずぴ
それは、複数の取引を1つの仕訳にまとめることがあるからです。
例えば、コンビニでスマホ代と水道代をまとめて支払った場合、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/05/image-16.png)
という仕訳になります。
「貸方」には、お金が5,980円減った事実、
「借方」には、減った理由である、
スマホ代2,980円と水道代3,000円を記載します。
それぞれの金額は違いますが、
合計では「貸借一致」していることが分かります。
仕訳には「借方」、「貸方」が必要ですが、
単語を覚える必要はありません。
「左と右があるんだな」となんとなく理解できればOKです!
仕訳に使う項目
仕訳の左(借方)・右(貸方)に記載する項目は5種類に分かれています。
①資産(しさん)
=お金です。
資産は増えるときは左、減るときは右に入れます。
②費用(ひよう)
=スマホ代、ご飯代、家賃などお金で支払うモノです。
お金を支払う=資産が減るので、上に書いたように、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-10.png)
という仕訳になります。
③収益(しゅうえき)
=お金を増やしてくれるものです。
個人事業をやっている人は売上、会社で働いている人は自分の給料のイメージです。
モノを売る=お金が増えるので、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-12.png)
という仕訳になります。
ゆずぴ
④負債(ふさい)
=借金です。
今後払わなければいけないものです。
借金をすれば、お金が増えます。
借金を返せば、お金が減ります。
借金を返した場合、お金が減るので、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-13.png)
という仕訳になります。
⑤純資産(じゅんしさん)
①資産でも、②費用でも、③収益でも、④負債でも、ないものです。
純資産については、
とりあえず「そんなものがあるのね。」くらいでOKです。
今後、解説していきたいと思います!
ゆずぴ
仕訳→帳簿へ
仕訳を積み上げることで、簿記の目的である帳簿の記入ができることになります。
先ほどの②③④の仕訳を積み上げてみましょう。
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-14.png)
お金の動きに注目すると、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-15.png)
②でお金が右=2,980円減って、
③でお金が左=1万円増えて、
④でお金が右=5千円減りました。
まとめてみると、
![](https://www.hataraku-ksuke.com/wp-content/uploads/2021/04/image-16.png)
ゆずぴ
このお金の動きをこそが、「お金の帳簿」です。
このように会社の取引を仕訳で見える化することで、帳簿を作り上げます。
まとめ
仕訳は簿記の基本です。
取引を仕訳にさえできれば、
帳簿を作ることは難しくありません。
ゆずぴ
まとめです!
- 仕訳は貸借一致する
- 資産が増える時は左(借方)、減る時は右(貸方)
- 仕訳を積み上げて帳簿を作る
以上です。
お疲れ様でした!