【簿記3級】仕訳の考え方 1級合格者が図で分かりやすく解説

お疲れ様です。はたらくけーすけです。

これから簿記3級の各論点を解説していきます!

まずは、簿記の基本「仕訳(しわけ)」を確認しましょう。

「仕分け」じゃないよ。

ゆずぴ

仕訳(しわけ)とは

「仕訳」はお金の動きを文字で表現したものです。

仕訳を積み上げて、帳簿を作成します。

例えば、スマホ代を支払った時の仕訳は、

楽天モバイルなら何GB使っても2,980円だよね。

ゆずぴ

左が「借方(かりかた)」、右が「貸方(かしかた)」です。

簿記のルールで、

お金は減った時に「貸方」にその金額を記載し、

「借方」にお金が減った理由を記載します。

「貸方」にお金が減った事実、

「借方」にその理由を記載するため、

「借方」の金額と「貸方」の金額は必ず一致します。

これを「貸借一致(たいしゃくいっち)」と言います。

なんで一致するのに金額を記載するの?

ゆずぴ

それは、複数の取引を1つの仕訳にまとめることがあるからです。

例えば、コンビニでスマホ代と水道代をまとめて支払った場合、

という仕訳になります。

「貸方」には、お金が5,980円減った事実、

「借方」には、減った理由である、

スマホ代2,980円と水道代3,000円を記載します。

それぞれの金額は違いますが、

合計では「貸借一致」していることが分かります。

仕訳には「借方」、「貸方」が必要ですが、

単語を覚える必要はありません。

「左と右があるんだな」となんとなく理解できればOKです!

仕訳に使う項目

仕訳の左(借方)・右(貸方)に記載する項目は5種類に分かれています。

①資産(しさん)

=お金です。

資産は増えるときは左、減るときは右に入れます。

②費用(ひよう)

=スマホ代、ご飯代、家賃などお金で支払うモノです。

お金を支払う=資産が減るので、上に書いたように、

という仕訳になります。

③収益(しゅうえき)

=お金を増やしてくれるものです。

個人事業をやっている人は売上、会社で働いている人は自分の給料のイメージです。

モノを売る=お金が増えるので、

という仕訳になります。

お金は増えたら左だったもんね。

ゆずぴ

④負債(ふさい)

=借金です。

今後払わなければいけないものです。

借金をすれば、お金が増えます。

借金を返せば、お金が減ります。

借金を返した場合、お金が減るので、

という仕訳になります。

⑤純資産(じゅんしさん)

①資産でも、②費用でも、③収益でも、④負債でも、ないものです。

純資産については、

とりあえず「そんなものがあるのね。」くらいでOKです。

今後、解説していきたいと思います!

5種類だったら、ぎりぎり覚えられるね。

ゆずぴ

仕訳→帳簿へ

仕訳を積み上げることで、簿記の目的である帳簿の記入ができることになります。

先ほどの②③④の仕訳を積み上げてみましょう。

お金の動きに注目すると、

②でお金が右=2,980円減って、

③でお金が左=1万円増えて、

④でお金が右=5千円減りました。

まとめてみると、

最終的にお金が2,020円残ったんだね。

ゆずぴ

このお金の動きをこそが、「お金の帳簿」です。

このように会社の取引を仕訳で見える化することで、帳簿を作り上げます

まとめ

仕訳は簿記の基本です。

取引を仕訳にさえできれば、

帳簿を作ることは難しくありません。

仕訳を制する者は、簿記を制するんだね。

ゆずぴ

まとめです!

  • 仕訳は貸借一致する
  • 資産が増える時は左(借方)、減る時は右(貸方)
  • 仕訳を積み上げて帳簿を作る

以上です。

お疲れ様でした!